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フィッシュナビのブログでは、私と出会う魚や生物、そして鎌倉の身近な自然と季節を日常生活に交えて記事にしております。
普段そこにいる誰もが目にする光景ながらも、(当たり前すぎて)見過ごしがちな素朴なネタを見つけ、そこに秘めた魅力を浮彫りにしていきたいと思います。自然が相手なので記事の更新は気まぐれ!でもコツコツ地道に発信していきますので、読んでくださった皆さまにとって何らかの情報になれば幸いです。何気ない散歩道が、もしかしたら今までにない輝きを放ち “特別な場所” に変わるかもしれません。
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★巨大魚イシナギ(第5話) ~遂に食す

  • 2011/08/12 22:22
  • カテゴリー:日記

ファイル 105-1.jpgファイル 105-2.jpgファイル 105-3.jpgファイル 105-4.jpg

遂に憧れのイシナギを食します。
一見スズキとイメージしたものの、身質、食感、味、それは全くの別物でした。身を切る触感はとても柔らかいながらも、筋繊維がしっかりしており、日数が経ってもコリコリ感が劣る事はなく、また熱を加えても身崩れする事なく、プリプリ感(例えるなら、エビや鳥モモ肉のような)が味わえるので、どんな料理でもしっかりとした歯応えでした。
刺身、しゃぶしゃぶ、昆布〆、漬け、塩焼き、煮付け、揚げなど、…何にしてもパーフェクトな魚で、その中で私が感動したのは「昆布〆」でした。昆布を敷いて3日ほど寝かせた身は、昆布のうま味を吸い、かつ味わい深くなっておりました。一般的に魚身は時間が経つと柔らかくなるのですが、イシナギの身はこのコリコリ感を残したまま、味わいが深くなっていく…。ちょっと大袈裟な言い方かもしれませんが、究極の魚料理がここにあった。

私が知るイシナギは、肝臓にはビタミンAを多く含んでおり、その肝臓を食べるとビタミンA中毒(症状としては頭痛や吐き気、皮膚が剥がれる)になるので、1960年に食品衛生法で、肝臓の販売は禁止になった。イシナギに問わず、サメ、大型魚、老成魚などの肝臓はたくさん食べない方がいいですが、特にイシナギの肝臓には、魚類の中でもスバ抜けてビタミンAを多く含んでいる。

ここで補足しておきたいのは、「ビタミンA」とは、生きる為には絶対に必要で、成長、粘膜や皮膚再生、免疫力UPに欠かせない化合物であるということ。過剰摂取は先ほど述べた通りですが、逆に欠乏すると夜盲症(鳥目)になったりと、多くても少なくても体に良くないという事ですね。
よくビタミンAの欠乏による夜盲症の薬として、ヤツメウナギの乾物を食べると良いと言われており、これもイシナギ同様、ビタミンAを多量に含む魚であるからで(含有量はイシナギと比べると少ない)、もちろん頻繁に食べると中毒になる事は言うまでもない。

イシナギの「食」に関して、ほとんど知らない事ばかりで、魚人生を歩んでいる私にとって本当に良い経験をさせてもらいました。

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