★今月の1枚(2026年3月号)~幻のカニ(アサヒガニ)~
- 2026/03/01 18:11
まるでカニとエビを足して2で割ったような不思議なフォルムに鮮やかな赤、これぞ知る人ぞ知る幻の蟹 「アサヒガニ」 です。この名前の由来は、鮮やかな赤色が朝日のようであることからきております。
通常カニは「横歩き」をするのに対して、このアサヒカニに関しては「前歩き」をするのが特徴です。
もともとは温暖な海域に生息しますが、ここ近年ここ相模湾でも希に漁獲されるようになりました。そのレア度は、魚屋巡りが趣味な私をもっても年に1度見るか否かのレベルです。
さて、肝心なアサヒガニの味はというと、薄味ながらも上品な甘味があり、カニランキングでも結構上位に位置します。そしてその魅力は何といっても「歩留まり率」が高いことにあり(※)、甲羅を剥がすと胴体部分には身がギッシリ詰まって、食べ応えがあります(ハサミや脚は薄っぺらで身入りが少ない)。
漁獲量の少なさから市場に出回らず、地元消費が主で知名度は低いですが、運よく出会えれば、まさに究極の食材ハントといえるでしょう。
決してテストには出ませんが、知っていて損はない?マニアック知識と思います。
※)歩留まり(ぶどまり)とは、1杯のカニから得られる可食部(身)のこと。




