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江ノ電
フィッシュナビのブログでは、私と出会う魚や生物、そして鎌倉の身近な自然と季節を日常生活に交えて記事にしております。
普段そこにいる誰もが目にする光景ながらも、(当たり前すぎて)見過ごしがちな素朴なネタを見つけ、そこに秘めた魅力を浮彫りにしていきたいと思います。自然が相手なので記事の更新は気まぐれ!でもコツコツ地道に発信していきますので、読んでくださった皆さまにとって何らかの情報になれば幸いです。何気ない散歩道が、もしかしたら今までにない輝きを放ち “特別な場所” に変わるかもしれません。
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★芦ノ湖の釣り★ 春の知らせ(水温の推移)編 

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箱根芦ノ湖にもやっと春がきました。
芦ノ湖は標高723mに位置し、季節の流れは都心よりも2~3週間ほど遅れて来ます。
都心平地では3月末~4月上旬に咲く桜も、芦ノ湖周辺では4月中順~GW前ぐらいに開花し、新緑もGWぐらいからやっと色づいてきます。

桜の便りは、標高の低い小田原から始まり、湯本(標高100m)、塔ノ沢(標高150m)、大平台(標高330m)、宮ノ下(標高430m)、強羅(標高550m)そして芦ノ湖(標高723m)へと標高が上がるにつれて桜が追うよう開花するので、この時期に通い続けると2度も3度もお花見を、そして後を追う新緑も楽しむ事ができます。
これは釣果とは直接関係しませんが、そのような自然の変化を何度も楽しめるのが、“山上湖マス釣り” の魅力かもしれません。

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これは、芦ノ湖に生息しているアカハラ(ウグイ)の産卵です(5月上旬に撮影)。
これも春の知らせの一つで、ブラックバスやトラウト達が移入されるよりも、ずっとずっと昔から芦ノ湖に生息している、いわば日本古来の魚です。
昔の箱根の人達は、このアカハラが騒がしくなるのを見て、春の訪れを知ったそうです。

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そんな楽しいシーズンもさすがに緑が濃くなる5月中旬を過ぎると、湖面や浅場の水温が高くなり水温躍層(※)ができ、高水温を嫌うマスたちは沖の深場へ移動していきます。その為、岸から狙うにはあまりにも厳しい状況になり、私がやっている岸からのマス釣りが終了となります。
それとは逆に、ボートを利用した沖釣り(レイクトローリング、ジギング、ボトムフィッシング)では、トラウトの遊泳層が絞りやすくなりますので、とても有利な釣りができます。

※)水温躍層(すいおんやくそう)とは・・・、
水はおもしろい性質をもっており、それは水の温度によって、水自体の密度(比重)が変わる事です。例えば、お風呂を沸かす時をイメージされると分かりやすいですが、暖かい水は比重が軽くなり上層へ・・、冷たい水は比重が重くなり下層へ・・と分かれ、これらが混じり合わない現象のことを水温躍層いいます(夏の湖ではよく起こる現象)。

これはちょっとした豆知識ですが、
因みに、水が最も比重が高く(重く)なる温度は4℃であって、2番目(3℃と5℃)、3番目(2℃と6℃)、4番目(1℃と7℃)・・・と、一番重い4℃を基準に1℃づつ温度が上がる(もしくは下がる)につれて比重が低く(軽く)なります。
そこで「5番目に軽いのは?」とちょっとイジワルな問題を出すと、(先に述べた法則を見て)皆さん「0℃と8℃!」と答えますが、これはブ~(不正解)です。
「0℃」というのは氷で、これは例外で水の中で一番比重が軽くなります(コップに入れた氷は水面をプカプカ浮いているイメージです)。予備知識として、どこか記憶の片隅に入れて頂ければ幸いです。

シーズン終盤になると、上記理由で魚が岸に寄らなくなり、最終的には全く釣れなくなります。
色々な未練を残し、芦ノ湖釣りの必需品である寝袋やコンロを車から片付ける時が一番淋しいです。そんな空っぽになった車内を見て、「あぁ~本当にシーズンが終了したんだなぁ」と気持ちに区切りがつきます。

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